ユニクロと花粉

ユニクロは近年(きんねん)、花粉症(かふんしょう)対策(たいさく)衣料品(いりょうひん)を発売(はつばい)して話題(わだい)を呼ん(よん)でいます。花粉症(かふんしょう)はスギやヒノキなど、様々(さまざま)な花粉(かふん)によって起こる(おこる)アレルギー症状(しょうじょう)です。現代(げんだい)、花粉症(かふんしょう)で悩む(なやむ)人は(ひとは)子ども(こども)から大人(おとな)まで幅広く(はばひろく)、国民病(こくみんびょう)といわれるまでになっています。花粉(かふん)飛散(ひさん)時期(じき)になると街(まち)ではマスクやめがねを着用(ちゃくよう)している人(ひと)を多く(おおく)見かけ(みかけ)ます。ユニクロはこの社会(しゃかい)問題(もんだい)となっている花粉症(かふんしょう)に着眼(ちゃくがん)しました。ユニクロの花粉(かふん)ブロックアイテムは、アンチポランという素材(そざい)を使っ(つかっ)ています。アンチポランは｢戦略的(せんりゃくてき)パートナー｣として提携(ていけい)を結ぶ(むすぶ)東レ(とうれ)株式会社(かぶしきがいしゃ)によって開発(かいはつ)されました。花粉症(かふんしょう)の対策(たいさく)には室内(しつない)に花粉(かふん)を持ち込ま(もちこま)ないことが重要(じゅうよう)ですが、花粉(かふん)が室内(しつない)に持ち込ま(もちこま)れる原因(げんいん)は、窓(まど)やドアからと、外出後(がいしゅつご)の衣類(いるい)の付着(ふちゃく)からによるものが大半(たいはん)です。東レ(とうれ)株式会社(かぶしきがいしゃ)が開発(かいはつ)したアンチポランは、花粉(かふん)の大きさ(おおきさ)と形状(けいじょう)を研究(けんきゅう)し、花粉(かふん)を付着(ふちゃく)させにくく、そして繊維(せんい)の中(なか)に入り込み(はいりこみ)にくい、また花粉(かふん)が付着(ふちゃく)しても落ち(おち)やすい構造(こうぞう)になっています。ユニクロの花粉(かふん)ブロックアイテムは、男性用(だんせいよう)、女性用(じょせいよう)のパンツ、コート、ウィンドブレーカー、子供用(こどもよう)ウィンドブレーカーなどが販売(はんばい)されています。また取扱い(とりあつかい)はオンラインショップに限ら(かぎら)れています。花粉症(かふんしょう)対策(たいさく)としてだけでなく、日常(にちじょう)アイテムとして十分(じゅうぶん)着用(ちゃくよう)できるデザインというのも便利(べんり)な点(てん)です。花粉(かふん)ブロックアイテムとして着用(ちゃくよう)する時(とき)には、少し(すこし)の外出(がいしゅつ)でも油断(ゆだん)しないで着用(ちゃくよう)することが大切(たいせつ)です。ユニクロの花粉(かふん)ブロックアイテムは、花粉症(かふんしょう)の辛い(からい)時期(じき)に、ファッションを楽しみ(たのしみ)ながら乗り切る(のりきる)方法(ほうほう)を提案(ていあん)しているのです。