ユニクロの創業

ユニクロの歴史(れきし)は、１９４９年(ねん)に現在(げんざい)のファーストリテイリング会長(かいちょう)である柳井(やない)正(ただし)氏(し)が、山口県(やまぐちけん)宇部市(うべし)の｢メンズショップ小郡(おごおり)商事(しょうじ)｣を創業(そうぎょう)したことから始まり(はじまり)ます。個人(こじん)経営(けいえい)であった｢メンズショップ小郡(おごおり)商事(しょうじ)｣は１９６３年(ねん)に法人化(ほうじんか)し、｢小群(しょうぐん)商事(しょうじ)株式会社(かぶしきがいしゃ)｣を設立(せつりつ)しました１９８４年(ねん)に小郡(おごおり)商事(しょうじ)は広島市(ひろしまし)に｢ユニーク・クロージング・ウエアハウス｣を出店(しゅってん)しました。これがユニクロの第(だい)一号店(ごうてん)です。同年(どうねん)、柳井(やない)氏(し)は代表(だいひょう)取締役(とりしまりやく)社長(しゃちょう)に就任(しゅうにん)しました。そして次の年(つぎのとし)１９８５年(ねん)には後(あと)のユニクロ店舗(てんぽ)の原型(げんけい)となるロードサイド店(てん)を山口県下(やまぐちけんか)関(せき)市(し)に出店(しゅってん)しました。１９９１年(ねん)には商号(しょうごう)を｢小郡(おごおり)商事(しょうじ)株式会社(かぶしきがいしゃ)｣から｢株式会社(かぶしきがいしゃ)ファーストリテイリング｣に変更(へんこう)しました。現在(げんざい)、世界(せかい)に知ら(しら)れるファーストリテイリングの商号(しょうごう)はここから始まっ(はじまっ)たのです。１９９２年(ねん)には直営(ちょくえい)店舗数(てんぽすう)が５０店舗(てんぽ)、１９９４年(ねん)には１００店舗(てんぽ)を超え(こえ)、｢ユニクロ｣は目覚しい(めざましい)スピードで成長(せいちょう)していきました。１９９６年(ねん)には東京(とうきょう)事務所(じむしょ)を開設(かいせつ)し、自社(じしゃ)企画(きかく)商品(しょうひん)の開発(かいはつ)体制(たいせい)を充実(じゅうじつ)させました。このような急成長(きゅうせいちょう)を遂げる(とげる)中(なか)、１９９７年(ねん)には東京証券(とうきょうしょうけん)株式(かぶしき)市場(しじょう)第２部(だいにぶ)に上場(じょうじょう)を果たし(はたし)ました。１９９８年(ねん)にはユニクロの１９００円(えん)フリースが２００万(まん)着(ちゃく)の販売(はんばい)を記録(きろく)し大(だい)ブーム引き起こし(ひきおこし)ました。そして１９９９年(ねん)には東京証券取引所(とうきょうしょうけんとりひきじょ)第一部(だいいちぶ)銘柄(めいがら)に指定(してい)されました。ユニクロ創業(そうぎょう)から現在(げんざい)の地位(ちい)を築く(きずく)までには、経営(けいえい)の多角化(たかくか)に着手(ちゃくしゅ)して失敗(しっぱい)したり、売上(うりあげ)低迷(ていめい)が続く(つづく)時期(じき)がありましたが、現在(げんざい)では日本(にっぽん)だけでなく世界(せかい)ブランドとして注目(ちゅうもく)を集め(あつめ)ています。